サスペンス

「ガンニバル」【最終回】ネタバレ・考察 この村の人間は人を喰ってる

Disney+でドラマ化もした、ガンニバルについて語りたい!

にゃん
レイラ

最終回に向けて怒涛の展開だったよね!

今日は「ガンニバル」の最終回について、考えていきます。

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本記事はネタバレを目的としたものではありませんが、感想を述べる過程で一部、作品の内容に触れている箇所があります。作品の内容を知りたくない方は、ホームへお戻りください。

作品の紹介

『ガンニバル』は、二宮正明先生による漫画作品です。

2018年から2021年まで、「週刊漫画ゴラク」で連載、単行本は13巻まで発売しました。

2022年12月時点で累計発行部数は210万部を突破している、大人気作品です。

あらすじ

供花村に駐在する警察官として、引っ越してきた阿川大悟。

優しく大悟たち家族を迎え入れる村の人たちだったが、とある事件をきっかけに、少しずつ異常な一面が明らかになって…。

大悟を襲う事件の数々と村全体にかかる恐ろしい疑惑を描いたサスペンス作品です。

登場人物

阿川大悟

供花村に赴任してきた駐在。

後藤恵介

供花村の家族、後藤家の若者。

後藤洋介

恵介の弟。

阿川有希

大悟の妻。

阿川ましろ

大悟の娘。

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ネタバレ・考察

レイラ

ここから先は作品を最後まで読んでから、進むのがおすすめです!

後藤家の食人

後藤家では本当に人を喰っていたのか

謎の死を遂げた前任の駐在、狩野の残した「この村の人間は人を喰ってる」という言葉から、後藤家に辿り着いた阿川大悟。

ストーリーの最終局面では、祭りの生贄として村で間引いた子供を、監禁していた後藤家と警察の全面戦争が勃発します。

生贄の子供を祭りで喰っていた「あの人」の存在。後藤家の絶対的な長だった、後藤銀。

後藤家の中で食人を行っていたのが、誰なのか、真相が気になるところです。

過去編に出てきた金次とか銀の兄弟は人を喰ってないって銀が言ってたよね。

にゃん
レイラ

銀によると、「あの人」と呼ばれる、銀の息子、白銀だけが食人を行っていたみたいだよね!

ストーリーを通しても、食人シーンが描かれているのは、銀と白銀の親子だけです。

気になるのは、食人で発症すると言われている狂い病の症状が見られる人が他にもいるとこ!

にゃん
レイラ

確かに作中では、銀と関係のあった来乃神神社の先代、正宗も現代のパートでは狂い病らしき症状があります。

それに金次が銀を匿う時に言っていた、「狂い病、そう呼ばれる病に後藤家は永年苦しめられてきた」という言葉…。

あれ?金次とか銀の兄弟たちは人なんて喰ってないはずでは…。

にゃん
レイラ

この辺は含みを持たせていて、解釈次第なところなのかも!

次は、作中に描かれている食人のルーツを追っていきます。

そもそも食人のルーツって?

作中に登場する食人については、ストーリー全編を通じて、後藤家や祭りとの深い関係性が描かれています。

供花村で生きることのできなかった銀は森に逃げ、人を喰らうことで生き延びました。

また、ここで出会ったのが森で暮らす食人族です。

銀は、飢餓に苦しみ、後藤家に憎しみの目を向ける供花村の人々の反発と食人族を利用し、後藤家の権力や村の秩序を崩壊させます。

銀とその息子、白銀が供花村で生きる道を作るために、後藤家と生を共にすることになった食人族。

彼らのルーツは現代のパートで、岩男を始めとする大きな肉体の男たちに垣間見えています。

ストーリー上では、銀が人を喰ってまで、必死に生きたって描写だよね。

それなら後藤家に古くからある狂い病と食人は無関係ってこと?

にゃん
レイラ

狂い病に似た病気として、クールー病が現代のパートで挙げられています。

クールー病は食人が原因と言われているので何らかの関連はありそう…。

銀を取り巻く人間関係と食人にまつわる結論として受け止めました。

だとしたらガンニバルは銀の物語だったってこと?

にゃん
レイラ

次は後藤銀というキャラクターについて、掘り下げていきましょう!

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後藤銀について

銀の出生

村一番の美しい女性を母親に持つ、後藤銀。

銀の母親はその美しさゆえに、供花村の男たちに慰み者として扱われていました。

彼女の存在は当然都合の良いものではなく、祭りの生贄として処分しようと、村の人々は画策します。

その女性を不憫に思った後藤家の当主は彼女を匿います。

その後に産まれた子供こそ、後藤銀でした。

生贄になるはずだった女性から産まれたなんて、存在自体が村の人からすると認められないんだろうね…。

だけど、そもそも慰み者にした男たちが全ての元凶!!

にゃん
レイラ

そうなの!きっとその男たちは、普通に供花村で生き続けたんだと思う…。

銀はその後、後藤家の末娘となりますが、供花村で普通に暮らすことはもちろんできません。

この状況から、よく後藤家の最高権力者まで登り詰めたよね…。

そもそも銀って後藤家の血筋を引いてるのかな?

にゃん
レイラ

銀は強い女性だよね!

やり方は間違ってたにしても、バイタリティがすごいです。

次は銀が後藤家の人間だったのか、考えていきます。

銀は後藤家の人間だったのか

ここで鍵になるのが、銀の母親の妊娠時期。

生贄になり、後藤家に匿われる前は、多くの男に慰み者にされていました。

匿われた後は、当然秘密の存在なので、ここで妊娠していたなら、父親は当時の後藤家当主、金次の父親である可能性が高いです。

ただ、生贄の彼女を匿うぐらいなので、後藤家当主が彼女の身体を良いように扱うかは、疑問です。

彼女を慰み者にしたクソ男の会に後藤家当主が参加してたとも考えにくいよね…。

可能性あるとしたら、匿った後、恋愛関係になっちゃってのパターンか。

にゃん
レイラ

銀も金次とか、正宗とか関わった男を全員虜にしてたから、血筋からいくと可能性なくはないよね。

この部分は作中に答えが用意されている部分ではないので、それぞれの解釈次第だと思います。

もし銀に後藤家の血が入ってないとしたら、本流を完全に乗っ取ったわけだもんね。

現代パートの当主、恵介には金次の頃の後藤家の血は入ってないわけで…。

血を何より重んじる後藤家には痛い仕打ち!

にゃん
レイラ

逆に後藤家の血が入ってたと考えても面白いんだよね。

金次の言う通り、後藤家には古くから狂い病があるイコール食人を行っていたと仮定すると、銀が森で人を喰ったのは遺伝的な部分もあるのでは?と考えられるし…。

銀の血を受け継ぐ、白銀についてもちょっと考えてみたいよね!

にゃん
レイラ

作中、重要な役割を担う「あの人」こと白銀について、次は考えてみましょう!

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あの人の正体

あの人の父親

後藤家の象徴でもあり、食人を行う人間でもあった「あの人」。

「あの人」については、後藤白銀という名前の男性で、銀の息子であると明かされています。

供花村で金次、正宗と描かれているだけでも、二人の男性と関係をもっていた銀。

「あの人」の父親が誰なのか、確定的な描写はなく、読者の解釈に委ねられています。

白銀の父親は銀的には正宗ってことになってるよね?

まあ、そもそも正宗に近づいたのも利用するためだから、都合良いように言ってるだけかもだけど。

にゃん
レイラ

もし銀が後藤家の血を引いてなくて、白銀の父親も正宗だとすると、白銀には後藤家の血は流れていないことになるね!

そう考えると、何よりも血を重んじる、後藤家の面々が「あの人」に尽くしてきた日々とは…。

銀と白銀

白銀を産み育てるために、人を食べ、山での生活を生き抜いた銀。

食人族との出会いも利用して、後藤家だけでなく供花村の覇権も手に入れます。

自分の子供である白銀を供花村で生かすために、他の女性が産んだ子供を生贄に利用する姿は皮肉なものです。

また、ストーリーの冒頭で亡くなった銀が、山で白銀に食べられて死んだという真相は衝撃的でした。

銀への因果応報と白銀が自分が食べてきたものの正体に気づいたのだという、二つの意味が込められた印象的なシーンです。

銀は白銀を供花村で生かすために、命懸けで頑張ったのかもね。

やり方は大間違いだったと思うけど!

にゃん
レイラ

白銀は最後まで、人しか食べることができず、日の元で生きる人生は叶いませんでした。

そう考えると彼もかなり可哀想な人だよね…。

恵介と洋介は真っ当に生きてほしい!

食人の連鎖は恵介と洋介には引き継がれなかったみたいだから、ここで悪夢は終了だよね!?

にゃん
レイラ

そう思いたいですが、ここで出てくるのが阿川の娘である、ましろです。

何度も白銀と出会いながらも、ましろが危害を加えられなかった意味について考えていきます。

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ましろの存在

ましろというキャラクター

阿川の娘である、ましろは無垢であり、無知である、典型的な子供としての役割を与えられながら、どこか不気味な存在でもあります。

そもそも阿川が左遷されるきっかけとなった事件の原因を作ったのはましろです。

小児性愛者の男性から好意を向けられ、危険であるという両親からの忠告を無視してまで、その男と密会をします。

ましろはまだ小学校低学年なので、かなり危ない男であることは間違いなく、彼を好きだと言い切る姿は異様です。

激昂した阿川は男を射殺してしまいました。

阿川左遷のきっかけとなった事件の大きな一因である、ましろは物語のトリガーを担う重要なキャラクターです。

ましろ危ない子だよねー…。

ロリコン男にホイホイついて行って、生きてたからよかったけど。

にゃん
レイラ

この事件以来話せなくなってしまった、ましろは供花村に来てから、少しずつ笑顔を取り戻します。

ましろといえば、何度も白銀と出会っているのに、一度も危害を加えられないんだよね!

それどころか、白銀が食べた残りの指のプレゼントまでもらってたしね…。

にゃん
レイラ

白銀を倒すシーンでも、何度も彼を庇うましろ。

無垢な存在として、納得することもできるのですが、気になるのが名前です。

銀、白銀、真白。

そして、白銀命名のシーンでは、一面の雪景色が広がっていました。

ここに何の意味もないとは、思えないんだよね!

これってもしかして、ましろもあっち側の人間とかいう説はないよね!?

ましろの両親は供花村に関係ないし…。

にゃん
レイラ

意外とその説もあるかも…。

食人の継承について、考えてみましょう。

食人の継承

これまで、銀から白銀へと継承されてきた食人の習慣。

名前の系譜や、白銀との関係性から、ましろが食人を継承しているのでは…という説を検証します。

ましろは小児性愛者とはいえ、好きな男性を目の前で父親である阿川に射殺されています。

この時以来、話せなくなってしまうのですが、ここで最後に残した言葉が「血の味がするよ」です。

血の味がするってことは、これ不可抗力とはいっても、人食べちゃってるね!

最初は事件のショックで話せなくなったのかと思ってたけど、もしかして違う?

にゃん
レイラ

事件のショックも一因としては、あるだろうけどね!

気になるのが、供花村に来てからのましろが、かなり解放されて生き生きしてるところです。

供花村の閉鎖的で前時代的な価値観に辟易していた母親の有希と、食人疑惑に夢中な大悟。

どう考えても、供花村に来てからの家庭環境は良くなかったはずです。

それなのに急に体調が良くなるとは、何か事情があったのか!?と思ってしまいます。

ましろが食人カルチャー経験者だったとすると、白銀からしたら、仲間なんだよね。

だから、危害を加えられずに受け入れてもらえたと考えると、納得できる。

にゃん
レイラ

ラストの方では、後藤家をほとんど根絶やしにして、生贄の存在を明らかにします。

これで食人の文化は終わったように見えるのですが、ガッツリ匂わされている、断ち切れない連鎖…。

ましろも食人を受け継いでいる人間の一人なのかもしれません。

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供花村では何が行われていたのか

人を喰っていたのは後藤家の人間だけではない?

最後に気になるのが、阿川を事件に駆り立てるきっかけとなった、狩野の言葉です。

「この村の人間は人を喰ってる」

後藤家の人間ではなく、この村の人間です。

阿川の捜査の中で明らかになった生贄の存在から、悪である後藤家と被害者の村人という構図が出来上がっています。

ただ、本当にそうなのでしょうか?

終わらない復讐の連鎖と食人の疑惑の影は、まだ供花村に潜んでいます。

金次が言うように、食人が原因の狂い病が昔から後藤家にあるなら、白銀が死んだから終わりって話じゃないもんね。

にゃん
レイラ

それもそうだし、狂い病の症状である、よだれが出ている描写が、後藤家以外の人間にも結構みられるよね!

正宗なんて現代パートのラストでは、銀の死に際とそっくりの顔してたし。

ラストシーンで、供花村のおばあちゃんが口から指を出してたよね。

やっぱり後藤家だけじゃなくて、供花村全体に食人が根付いてると考える方が自然かも。

にゃん
レイラ

銀の若い頃、山には食人族がいたみたいだし、どこかで供花村の人と血が混ざってても、おかしくないよね!

供花村は飢餓に苦しめられてたから、食人族とか関係なく、人を食べてることもあり得そう。

そう考えると、過去も現代も後藤家だけが、圧倒的な悪者みたいに扱われてるのが、ちょっと可哀想だよね。

にゃん
レイラ

供花村の中での後藤家はどういう存在なのか、最後に考えてみましょう。

供花村の中での後藤家

「後藤家には関わるな」

作中、何度も出てくる台詞です。

この言葉で、阿川も読者も、後藤家が得体の知れない、圧倒的な強さを持つ一族だと、信じていきます。

ただ、村全体に食人が根付いているとすると、後藤家だけを根絶やしにすれば、解決する話ではありません。

過去パートでも、飢餓による村人の不満をぶつけられているようにも見える後藤家。

金次の傲慢な態度も大概ですが、後藤家そのものに否応なく憎しみが向くようになっているのでは?とも受け取れます。

確かに飢餓は後藤家の責任じゃないしね。

たまたま銅を見つけて裕福になったのだって、村で侮辱されて山奥に追いやられたからだって金次が言ってたし。

にゃん
レイラ

供花村の中での後藤家は均衡を保つためのスケープゴートにされているのかもしれないよね!

だとしたら、阿川が後藤家を潰したことが、さらに悲劇を生むかも知れないと思うと、恐ろしい…。

金次の言ってた、「人を喰ろうて何が悪い」って酷いと思ってたけど、喰らわないと生きていけない状況だったのかも。

にゃん
レイラ

それは銀も同じだね!生きるために人を喰った。

結論は出ないけど、解釈は読者それぞれで良いんだろうね。

ガンニバルは復讐の連鎖と人間の怖さを描いた読み応えのある作品です!

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祝・ドラマ化!

ガンニバルは2023年Disney+で、ドラマ化しました!

あの人の正体がわかる過去編までいかずにストーリーが終了したので、シーズン2に期待したいと思います!

正直、ここで終わり!?と思ったよね。

あそこからが面白いところだし、漫画で予習してドラマの続きを待ちたいところ。

でもドラマとしては面白かった!

にゃん
レイラ

しっかりバイオレンスなシーンも描いてくれるし、映像作品ならではの楽しさが盛り沢山だよね。

個人的にはドラマの前に漫画でストーリーを理解しておく方が楽しめると思います!

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レイラ

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