adabana 徒花ってどんな話？
以下の表紙画像は広告になっています。
本記事はネタバレを目的としたものではありませんが、感想を述べる過程で一部、作品の内容に触れている箇所があります。作品の内容を知りたくない方は、ホームへお戻りください。
作品の紹介
『adabana 徒花』は、NON先生による漫画作品です。
『グランドジャンプ』（集英社）で連載していました。
あらすじ
雪の降る季節、とある街で女子高生の切断された遺体が見つかる。
犯人として自首してきたのは、同級生の藍川美月。
美月が犯人で間違いないかと思いきや、彼女の供述には不可解な点があり…。
復讐を決意した少女を描いたミステリー作品です。
登場人物
藍川美月
厳しい家庭に育つ。母親と関係が良くない。
五十嵐真子
明るい女子高生。叔父の居酒屋でアルバイトをしている。
暁裕樹
五十嵐真子の元彼。
石田辰夫
五十嵐真子の叔父。秘密のバイトを真子にやらせている。
辻豊
藍川美月の弁護士。
ネタバレ・考察
上巻
雪の降る街で見つかった女子高生の切断遺体。亡くなったのは五十嵐真子でした。
犯人として自首した美月は、真子の友達。
真子の叔父、辰夫までも手にかけたと供述する美月でしたが、内容に弁護士の辻は違和感を覚えました。
上巻の最後には、真子のために一連の供述を行なっているような描写があります。
辰夫も真子もなんで殺されたんだろう…。
美月は何か隠してるのかな？
美月の供述だと辰夫に犯されそうになったから、殺したっていうことみたい！
でも何か別の狙いがありそうな感じはしています。
中巻
中巻では事件の前まで時が遡り、真子の視点で事件の顛末が描かれます。
叔父の辰夫にアルバイトと称して下着姿などの際どい写真を撮影され、販売させられていた真子。
父親の借金を返すために真子は逃げることもできません。
そんな中、救いの手を差しのべてくれたのが、暁裕樹でした。
イケメンの年上男性である裕樹に夢中になる真子。
ただこの男もとんでもないクズで、実は辰夫と手を組んで真子の性行為を撮影した動画を売り捌いていました。
ええええ！！クズすぎ！！
真子に全然救いがなくて、絶望に次ぐ絶望…。
まだこの頃の真子は希望を捨ててなくて、裕樹に撮影をやめてほしいと言ってみたりしています。
この後の展開を思うと、読んでいて辛いです！
これって表向きは裕樹が真子を助けた感じになってたのに、実はもっとひどいことしてたってことだよね？
そうそう！
辰夫の死の真相にも注目してみてください。
下巻
ここまで真子を絶望させるような出来事が何度もあったのに加えて、裕樹はさらに追い討ちをかけます。
そもそも父親の借金を返すために、身体を売っていた真子でしたが、誰の手引きでこのようなことをさせられていたのか…。
裕樹は真子にGPSをつけたり、大量の脅迫メッセージを送ったりと、的確に追い詰めていく様子が描かれます。
真子の死の真相をぜひ読んで確かめてみてください。
裕樹に関わったのが運の尽きだったね…。
美月と真子には友情があるみたいだから、美月は真子を守ろうとしてるとか？
美月は真相を知ったうえで、明確な狙いがある感じかな。
弁護士の辻など大人たちはどこまで美月に翻弄されるのか、最後まで怒涛の展開です！
まとめ
雪の降る街で見つかった女子高生の切断遺体。
美月の供述により、翻弄される大人たちと、事件の真相とは…。
救いのない話やミステリー、サスペンスが好きな方におすすめです。
『adabana 徒花』、ぜひ読んでみてくださいね！
お得にマンガを読む方法を知りたい方は、こちらの記事をチェックしてくださいね。
