サスペンス

「ブラッドハーレーの馬車」ネタバレ・考察 生贄となった少女たち

ブラッドハーレーの馬車ってグロい?

にゃん
レイラ

グロというよりは、話が重いかな。

でも、面白いからおすすめです!

今日は、「ブラッドハーレーの馬車」について紹介します。

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本記事はネタバレを目的としたものではありませんが、感想を述べる過程で一部、作品の内容に触れている箇所があります。作品の内容を知りたくない方は、ホームへお戻りください。

作品の紹介

「ブラッドハーレーの馬車」は、沙村広明先生による漫画作品です。

単行本は全一巻が発売されています。

あらすじ

年に一度、孤児院から名家のブラッドハーレー家に養女として迎えられると、聖公女歌劇団の一員になれる。

そう信じて期待に胸を躍らせる少女たちを待ち受けていたのは、恐ろしい悪夢だった…。

少女たちの絶望と、周囲の葛藤を描いたサスペンス作品です。

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登場人物

ダイアナ

孤児院で育った14歳の少女。ブラッドハーレー家の養女に選ばれた。

ステラ・コーコラン

前年に養女となったプリシラの友人で、ステラも今年、養女に選ばれた。

ニコラ・A・ブラッドハーレー

ブラッドハーレー家の主人。

ネタバレ・考察

パスカの羊

毎年、孤児院から一人の少女が選ばれて、ブラッドハーレー家の養女となり、歌劇団に入団できるという話に胸を躍らせる少女たち。

今年、選ばれたダイアナも、その一人でしたが、連れて行かれた先はなんと刑務所でした。

実は養女というのは嘘で、鬱憤のたまった囚人のために生贄として連れてこられたことを知り、絶望するダイアナ。

彼女たちは「パスカの羊」と呼ばれていたというところまでが、一話目の冒頭なのですが、とんでもない鬱展開ぶりに驚きました。

怖すぎ!

しかも現実にあり得ないラインでもないところが、また恐ろしい…。

にゃん
レイラ

この作品は大きな縦軸のストーリーがある短編集になってるの。

この後、さらにこの「パスカの羊」という制度に翻弄される人々が描かれます。

ステラとプリシラ

今度は、養女に選ばれたステラのお話です。

前年に選ばれたプリシラに嫉妬して、心から祝福はできなかったステラ。

でも、当然連れて行かれる場所はブラッドハーレー邸ではありません。

壮絶な暴行を受けるステラでしたが、隣の部屋にいるプリシラの存在に勇気づけられます。

プリシラ、生き残ってたの!?

にゃん
レイラ

それは作品を読んで確かめてみてね!

ステラは本当に可哀想だけど、彼女も実は業を背負ってるから、そこにも注目してみてください。

養女になるのは?

実際のところ、養女に選ばれたら、刑務所に連れて行かれるのですが、孤児院の少女たちはそんなこと知る由もありません。

そのため、誰もがブラッドハーレー家に選ばれたいと願っています。

女の子の集団で、誰が選ばれる、選ばれないというイベントを開催したら、トラブルになるのは明らかですよね。

そんな少女たちの嫉妬渦巻く、やり取りも見所の一つです。

選ばれない方が良いのに!

にゃん
レイラ

そうなのよね…。

だけど、私こそ!という少女たちは、選ばれた子に嫉妬して、結構なことをするから、罰を受けても仕方ないのかなという気もしました。

ブラッドハーレー家の運命

そもそも、この残虐な制度を生み出したのは、他でもないブラッドハーレー家です。

孤児院、刑務所など関係者には口止めしてありますが、そんなことが永久に続く訳がありません。

ブラッドハーレーとしては、正当な意図があって作った制度だという描かれ方ですが、何も罰を受けずに終わるはずもなく…。

ブラッドハーレーがどのような代償を払うことになったのかは、ラストのお話でわかります。

やったことは自分に返ってくるからね

にゃん
レイラ

その通り!

ただ、ブラッドハーレーの権力者ゆえの葛藤も描かれるので、そこにも要注目です。

全編通じて、暗い展開が多いですが、ラストには希望の見える人間讃歌的なストーリーでした。

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