少年のアビス3巻はどうなるの?


3巻ではチャコにスポットが当たるの!
今日は「少年のアビス」3巻について紹介します。
ちなみに2巻については、「少年のアビス」2巻 感想・考察 町の呪縛に囚われた女性たちでまとめています。
マンガをお得に読みたい方は、こちらのページもチェックしてみてくださいね。
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本記事はネタバレを目的としたものではありませんが、感想を述べる過程で一部、作品の内容に触れている箇所があります。作品の内容を知りたくない方は、ホームへお戻りください。
作品の紹介
『少年のアビス』は峰浪りょう先生による漫画作品で、2020年13号から週刊ヤングジャンプに連載中です。
2022年9月からドラマ化もされ、累計発行部数は100万部を突破した大人気作品です。
あらすじ
鬱屈とした生活に絶望を感じる日々の中で、高校の担任である、柴ちゃんに進学を勧められる令児。
一方で、チャコは似非森と再会して、彼の家に行くことになります。
それぞれの決断を胸に、令児とチャコは告解を行って…。
とある田舎の町とその住人を取り巻く、呪縛を描いたヒューマンドラマです。
登場人物
黒瀬令児
17歳の高校生。家族に縛られて、自分の将来に希望を持てないでいる。青江ナギのファン。
青江ナギ
アイドルグループであるアクリルのメンバー。
秋山朔子(チャコ)
令児の幼馴染で東京の大学に進学を希望している。似非森の小説のファン。
柴沢由里(柴ちゃん先生)
令児の担任で、令児は進学するべきだと考えている。
黒瀬夕子
令児の母親。家族の介護や仕事に忙殺されている。
峰岸玄
令児の幼馴染で地元の土建屋の跡取り息子。令児をパシリにしている。
似非森浩作
チャコがはまっている作家。夕子とは知り合い。
感想
チャコと似非森
チャコの名前にちなんで、新月の夜に再会することを約束していたチャコと似非森。
約束通り、橋の上に現れた似非森は自宅にチャコを誘います。
憧れの作家と関わって、最初は楽しそうなチャコですが、徐々に不穏な空気を感じて…。
無邪気に描かれていたチャコにスポットが当たり、少しずつ女性性のようなものが見えてくる展開でした。
まさか、まずい展開に…!?


それは読んでからのお楽しみ!
似非森のダメな大人加減には、少し引きました…。
告解
それぞれの決意を胸に、告解を行う令児とチャコ。
元々は「告解ごっこ」として、顔を布で隠し、お互いの秘密について話す遊びでした。
ここから令児とチャコの友情の深さが感じられます。
印象的だったのは令児の告白。
町と家族に縛り付けられていた令児の決断には驚きましたが、応援したいと全読者が思うはずです。
二人の仲の良さがわかるね。でも令児の計画は簡単には上手くいかないような…。


決断そのものは偉いけど、柴ちゃんの影響もあるし、
あの人も一級のダメな大人だから、令児の未来が明るいとは思えません。
失意のチャコ
勉強して東京の大学に行きたいと語っていたチャコ。
なんと彼女を思いがけない不幸が襲います。
チャコの家族は、チャコ自身に未来を決める権利が無いと思っているような様子で、読んでいて辛い展開です。
将来のことを命令される筋合いないけど。


その通り。でもチャコの家族は彼女の希望なんて、お構いなし。
人間扱いされていないと感じて、チャコが泣いてしまうシーンは、かなりグサッときます。
ナギとの再会
失意のチャコと接したことで、ショックを受けてしまった令児。
いつの間にか、ナギを探し求めて、町を徘徊します。
ナギのマンションで、再会する二人。
似非森の著書「春の棺」を読み、情死ヶ淵での心中事件について調べる令児は、再びナギとの心中に魅せられていきます。
チャコは令児と一緒に東京に行きたいと思ってるみたいだけど、ナギとの心中のことは知ってるの?


その辺も、3巻で描かれる見所の一つです。
将来に迷う、令児とチャコには幸せな未来を勝ち取ってほしいですね。
まとめ
自分の将来について、決断をする令児と、反対にピンチを迎えるチャコ。
似非森やナギ、柴ちゃんなど、周辺人物も二人に影響を与える3巻。
前巻までよりは、希望の感じられる展開のため、絶望が好きな方はもちろん、青春系の作品が好きな方も楽しめそうです。

『少年のアビス』3巻、ぜひ読んでみてくださいね!
4巻のまとめは「少年のアビス」4巻 感想・考察 強すぎる夕子の呪縛です。
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